ごきげんよう。MIKKOです。
私がフィットネス関連の資格を始めてとったのは、2006年のこと。当時18万円のピラティスインストラクターの資格でした。取得後は「仕事にする」というより、育児であちこち痛がっている身近なママ友達に体操を教えてあげよう、というくらいの気持ちで、ママサークルを始めました。ママ友達には共通の不調がありました。産後の尿もれ、抱っこや授乳による肩こり腰痛など。育児中の私にとっても共感できる悩みだったので、参加者のニーズがよくわかったことも良かったと思います。

 

始めは小さな部屋を借りて、5人集まれば多い方でした。考え方としては「収入を得る」というよりも「教え方の練習をさせてもらっている」ありがたい場。どんなに人が少なくても、付き合いで来てくれているだけでも、誰かが来てくれるなら開催していました。

 

ただし、必ず行ったことがあります。それは参加してくださった方々に、レッスンの感想や要望を可能な限り聞くことです。そのことでレッスン内容を改良していきました。すると、だんだん「身体が楽になったよ」とか「楽しかったよ」といった声をたくさんいただくようになり、参加してくれた人たちが友達を連れてきてくれるようになったのです。

 

さらに、レッスンにお友達を連れてきてくれるだけでなく、少し離れたところに住むお友達のところで教室をして欲しいといった依頼もいただくように。気づけば、私は紹介だけで4つのサークルを主宰できるようになりました。参加費は1000円程度でしたが、各サークルには10~30人のメンバーさんが在籍し、メンバーさんが安価なお部屋を用意してくださるので、収入面ではかなり安定しました。

 

サークルで指導した実績から、大手フィットネスクラブや自治体からも縁あってお仕事をいただくように。「育児で体のあちこちが痛いママ友達を体操で楽にしよう」といった気持ちから始めた教室ですが、人のご縁でどんどん広がり、自分のペースで働く「仕事」として回っていくようになりました。

 

コロナ禍で対面レッスンの開催が難しくなった際は、オンラインでのレッスンを始めました。「オンラインでエクササイズを教える」というのは全くの想定外で、始めはどのようにお伝えしたらよいか手探りでしたが、参加者の声をよく聞くことで、ニーズをとらえることができました。

 

スキルシェアマーケット「ストアカ」でストアカアワード「2021最多受講者賞」「優秀講座賞」「リピーター賞」を受賞しました。2022年8月現在、指導歴15年で累計受講者数11万人を超えることができたのも、常に参加者の声を聞き、雰囲気づくりもブラッシュアップしてきたことが大きいのかなと思います。

 

あの18万円の資格を取ったときには想像もできないくらいの世界にいます。人生は一度切りです。今やりたいこと、チャレンジしたいことに思い切って飛び込んでいくと、想像もつかない世界が待っているかもしれません。

あなたも、もれ止めエクサインストラクターになり、自分が美しくなりながら、たくさんの人の健康に関わる仕事をしませんか?